ステチルの大学生

医学部に行ってます。

レポート15 複雑系について

複雑系とは、部分と全体が互いに影響し合い、 要素ごとに切り分けた分析が困難なシステムを指すものである。 生命や知能から社会や医療に至るまで、 複雑系における個々の要素による相互作用は秩序の創発を可能にし 、それまで科学が扱ってきた単純系に対して、つながりや絆、 関係性、 進化という観点から科学史の新パラダイムであると言える。 単純系とは違い全体を部分の総和で表すことができない( 全体は部分の総和以上)ため、 単純系が要素に還元して分析等を行うのに対し、 複雑系では個々が単純であるように見えても全体としては部分の和 に還元できない振る舞いを示すため、現象を複雑なまま、 システムやプロセスを重視して理解することが求められる。 また複雑系では予測不能な部分(ブラックスワン・Xイベント) が多く確定的な部分が少ないが、 歴史やパターンが繰り返す傾向を踏まえ経験則に則ることで、 ある程度は起こることを想定することは可能である。 自然界に対数・ 指数による分布や法則があるのも複雑系の特徴であり、 歴史における様々な事象や統計においてべき乗則が見られる。