ステチルの大学生

医学部に行ってます。

レポート13 マングローブについて

今回のテーマは、「海と陸二つの世界が出会う場所: マングローブ林」でした。 マングローブは水没林とは根本的に異なり、 海水と川の水が交じり合う場所に生える樹木を指しています。 この種類の樹木は海水に浸かっても淡水だけを取り入れることがで き、 少なからず葉に塩分が溜まれば落葉させることで枯れることを防ぐ という、他の木はまず晒されることが無い特異な環境に適応する、 他とは大きく異なった生態を持っています。また、 陸の生き物に直接的な恩恵を施す一般的な樹木とは違い、 マングローブを取り巻く生態系は主に干潟や海の生き物を中心とす るものです。 海水に浸かった根の部分などは魚が身を隠したりする場所を提供し たり、 その泥に含まれる栄養分によって魚のエサとなるプランクトンが大 量発生するなど、海の生き物に多大なる恩恵を与えており、 マングローブの存在こそがこれらが生育する亜熱帯地域の生物多様 性を可能にする一因であると考えられます。 また周辺の生態系の対してだけでなく、 マングローブ林は人間の生活にも恩恵を与えています。 これらは海の水質を浄化する効果や、 津波の際の防波堤としての役割なども果たすため、 近年ではこうしたマングローブや湿地帯の価値が見直され、 亜熱帯の地域などでは失われたマングローブの再生を目指した試み が行われており、 これらがやがては地球温暖化などといった地球規模の問題を解決す る重要なファクターとなるかもしれません。 このようにマングローブは人間を含む生物全体の生態系において非 常に重要な役割を果たしているため、 これからも積極的に保全していく姿勢をとる必要があると考えます 。

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