ステチルの大学生

医学部に行ってます。

この世は金がすべて

 率直に申しますと、政府が全世帯にマスクを2枚ずつ配布するという事案については、全く恩恵が感じられません。市販の使い捨てマスクは買い尽くされ、各家庭での手作りマスク作成が一般的になってきたご時世であるにも関わらず、今更マスクの1枚2枚で誰が得するというのでしょうか。もっと言えば、そんな有用性のない支給にかかる諸々の経費が正に問題であり、医療面や社会保障面には目もくれず誰も望まない「マスク」の配布に466億円も費やし、感染が防げだも同然のしたり顔で満悦に浸られても迷惑であります。

 生憎マスクとは感染抑制の一手段に過ぎず、既に殆どの人は何らかの形でマスクを用意している状況であります。喜ぶのは、市販のマスクなど望むべくもなくそれらの代用品を作成するのに際して資金面及び技術面で困難を来す人間でありましょう。そのような救いようが無き者共は数ならざるものでしょうが、やはり全国民に対して施すような大掛かりなものではありません。いや、外見は経費とかもかかるし大々的に知れ渡っていることもあり大層大規模なものでしょうが、中を開けてみるとマスクたったの2枚というスッカスカのカッスカスな中身であります。しかも一世帯あたり2枚ですから、大家族だともはや舐められている気しかしません。サザエさん一家は、タラちゃんカツオ波平マスオで1つのマスクを共有しなければならないのであります。

 しかし、一人暮らしの大学生であったりニートであったりする人々は2枚貰えば1枚余るので、善良な心の持ち主である日本人は非互酬的な価値観に基づいてマスク所有の平等化を図るかもしれません。つまり、一人暮らしが複数人で構成される家族にマスクを贈与し、新たな接触を生むのであります。政府もそこまで読んではいないでしょうが、日本人の心に付け込んだ半ば不可抗力的な事の運び、結末となることでしょう。

 そのような国民の反感を買い、逆にリスクを増やしかねないマスク配布計画でありますが、そもそもマスクの代わりに金を配れば全て解決するのです。こんな当たり前のことをなぜしないのか疑問ですが、金貰って文句言う奴はまあいないでしょう。いるとすれば、他人を批判し軽蔑しなければ生きていけないようなヒネクレ者やヘソマガリの面々でありましょう。とにかく、金配っとけば誰もが納得し、混乱は収まるのです。それもそのはず、愚かしい人間の住まうこの世界は金で回っており、人間は金に支配される運命なのです。

 

  金は命より重い・・・・!