ひきこもりの大学生

医学部に行ってます。

ソードアート・オンライン フェアリーダンス 感想

 SAO事件後、性懲りも無く当該RPGの後継作、ALO(アルヴヘイム・オンライン)の稼働が開始しました。簡潔に言うと12の種族が我先にと世界樹の頂上を目指すゲームです。SAOはスキル等の能力が完全レベル制だったのに対し、ALOはそれらがプレイヤーの身体能力に依存しています。またSAOにはなかった飛行や魔法などの要素も追加され、何より死んでも生き返れるヌルゲーというのが特徴であります。所詮この作品に登場するキャラは、国内販売限定1万本のSAOを入手した生粋のゲームオタクであり、しかも主人公は千人しかいないβテスト経験者ですから、もはやガチ勢の領域であります。(ちなみに筆者は最近全くと言っていい程ゲームをしておらず、代わりにアニメとかラノベの中でゲームをやってる主人公達を傍観)  1回作品を見てもらえば分かりますが、これだけ多くの人が現実より長い時間ゲームの世界で過ごしてたら、間違いなく社会全体の生産性が下がると思います。しかもALOでは種族内で上司と部下のような関係性があり、部隊を作って行動したり戦闘に参加したりする訳です。現実世界の学校や会社で教師や上司の言うことを聞き、ゲームの中でも上司の命令に従うとか、ストレスを発散するためのゲームのはずが逆に倍増するのではないでしょうか。まあ従える立場であれば気分がいいかもしれませんが。

 

 こっちはラノベと比べても特に感慨深いものは無かったです。そもそも設定やプロットがアインクラッドに大幅に見劣りするし、何より死んでも生き返れるので緊迫感もクソもありません。さらに黒幕が分かりやすいくらい悪意満載であります。(鬼滅の鬼舞辻無惨くらい。でも強さの方はゴミ)  結論としては、荒野行動とかよりモンハンの方が面白いのと同じです。