ひきこもりの大学生

医学部に行ってます。

レポート5 病院見学について

本日、医学部附属病院にて病院見学がありました。当初イメージしていたものとは異なる部分がいくつもあり、意識して見ることで普段気づかないような病院の特徴について知ることができました。私自身、病気の治療などで幾度か附属病院には訪れたことがありますが、その時はなかった新病棟をはじめ、新たに設備が付け足されていたのが見受けられました。
まず病院全体の概観ですが、病院内は全体的に白を基調として統一されていたので、非常に清潔感を感じました。病院は感染症患者やその他疾患持ちの患者が毎日多数外来するため、内部を清潔に保つことが必要であることには頷けます。特に新病棟には清潔感を通り越して高級感があり、患者も落ち着ける良い空間だと思いました。また、ドアというドア(入口や出口、エレベーター)が横に大きく開くため、ベッドや車椅子も通りやすく、患者に配慮がなされていると感じました。廊下の床や天井には、◯◯科はこちらといったような案内が示されており、患者がただでさえ広すぎる病院内を移動するのに便利なよう、工夫が施してありました。それでもなお病院の先生の誘導がなければ、私のような方向音痴はすぐに迷ってしまうと思いますし、それほど広大で医師も医療機器も豊富にあって洗練されている大病院だからこそ、県内の医療機関を結びつける中枢としての役割を果たせているということで納得がいきます。
 実際の病院は、私の想像より遥かに上を行くような存在でした。12階まである棟は他の棟と繋がり、耐震構造などを備え地震が来ても手術を中断する必要がないそうです。数多くの医師や看護師、その他職員の方々が日々奮闘して大量に来訪する外来患者を捌き、入院患者の世話をし、研究などにも打ち込んでいると考えると、もはや病院という組織に対する畏敬の念は禁じえません。今回の病院見学は、身近にあってそのありがたさを忘れかけていた病院の価値を再認識し、将来その病院にて人の役に立ちたいという気持ちを一層喚起させる契機となりました。