ひきこもりの大学生

医学部に行ってます。

なぜ受験で使うことがない科目を習うのか

 これには色々意味や理由があると思います。ですが、そもそも進路を見据えた中堅学年を過ごし科目が絞られたにも関わらず、なぜ受験で使うことの無い科目を受講する必要がありましょうか。なんのために音楽や家庭科が消え去ったのでしょうか。それは受験で選択するであろう科目を学ぶに他ありません。

 しかも、それらは定期テストでも一科目として範囲内となり、受験に関係する他教科を勉強する時間さえ割くのです。これなら、受験で使う科目の単位数を増やす方がまだマシでしょう。受験で使わないであろう知識を馬鹿真面目に詰め込んだ所で定期の点が上がるだけです。模試にも出ませんし、定期のため「だけ」に勉強したと思うと、その虚しさといったら到底言葉で言い表すことはできないでしょう。なぜこの期に及んでこのような非効率な勉強をするのか、私には理解できません。

 ただ、結果的には私の思慮が足らないと言わざるを得ないのでしょう。私の通う高校は、大学進学を目指した(自称)進学校でありますから、彼等の言うこと聞いておけば、大概のことはどうにかなると察しはつきます。彼等は進学実績を伸ばすために我々が進学することを大いに望んでいるのを伺うことができ、ベクトルのなす角を間違えて人生狂わすな、と熱弁する教師もいます。さすがにベクトルの角なんかで人生狂わせたくありません。